49歳、高知の主婦が「派遣で事務に再挑戦」するまで。PCスキルゼロからの就活ストーリー
2026年3月25日 byアビリティー・センター
「Excelのフォームを壊してしまって、頭が真っ白になったんです」
そう話してくれたのは、高知在住・49歳の山下明美さん(仮名)。
事務職として約4年の経験があるにも関わらず、PCスキルへの深刻な自信のなさを抱えていました。
「もう年齢的に無理かな」
「スキルが足りないのに、また挑戦して失敗したら——」
そんな気持ちを抱えながら職業訓練校に通い直し、派遣スタッフとして高知で営業事務の仕事をスタートさせるまでの実話をお届けします。
40代・50代で「もう一度仕事に挑戦したい」と思っている方に、きっと参考になるはずです。
「自分で直せなかった」——高知・49歳が仕事を辞めて学び直した理由
山下さんがもともと勤めていたのは、高知県内の教育機関の事務職でした。
仕事への意欲はあったものの、ある日大きな壁にぶつかります。
「Excelのフォームを操作していて、壊してしまって。でも自分では修復できなかったし、翌月のフォームを作るのも思うようにいかなくて……」
PCスキルの基礎が身についていないまま、業務をこなしていた現実。
ちょうど1年の区切りもあり、退職を決意しました。
「仕事をしながら勉強するのは、正直きつかった。ちゃんと学ぶ時間をとろうと思いました」
退職後、失業給付の期間を活用しながら次のステップを考えていたところ、友人から「職業訓練校を受けてみない?」と声をかけられます。
「後押しされて、思い切って受けたら、受かったんです(笑)。自分を学校という環境に追い込んだほうが、吸収できるかなと思いました」
訓練校でのPC検定に向けた3ヶ月間は、あっという間だったと言います。
それでも、学ぶうちに小さな気づきが積み重なりました。
「前の職場でのあの操作、こういうことだったんだ、ってリンクする瞬間があって。おもしろいなと思えたし、まだこの年齢でも吸収できるんだという実感が持てた。それが一番大きかったかもしれません」
高知で40代・未経験から事務職に就くには?派遣という選択肢
訓練校を終えた山下さんは、ハローワークやindeedを使って高知の求人を探し始めます。
「正社員で、賞与があるところを目指したい。その気持ちは最初からありました」
気になる求人はいくつかありました。しかし、なかなか踏み込めない理由がありました。
「未経験歓迎とあっても、求人に4〜5人応募があると聞くと……経験者が優先されるんだろうなと思ってしまって」
そのタイミングで転機になったのが、訓練校での「派遣の仕組み」についての授業でした。
「派遣には、正直いいイメージがなかったんです。派遣切り、短いスパンで終わる、途切れたときに次が見つかるのか……という不安が先にあって」
でも実際に話を聞くと、知らなかったことがたくさんありました。
「また同じ失敗をしたくなかった」——正社員より派遣を選んだ本当の理由
派遣を検討し始めた山下さんには、過去の苦い経験がありました。
以前、高知県内の会社で事務の正社員として入社したとき、引継ぎはほとんどなく、簡単なマニュアルが渡されただけ。
「個々の仕事」で、フォローし合う雰囲気でもありませんでした。
「正社員は、できて当たり前という受け入れ方じゃないですか。うちに応募してきたということは、理解しているよね?できるよね?って。入社していきなり仕事をどーんと与えられるのが、すごくきつかった」
同じ経験を繰り返したくない。その思いが、派遣という選択に背中を押しました。
「派遣はいろんな企業や仕事に携われるので、スキルを高めながら、ゆくゆくは正社員の道も選べたらと思っています。今は、そのための入口として選んだんです」
接客経験が長い山下さんにとって、「チームでフォローし合いながら働く」スタイルは、もっとも力が発揮できる環境でもありました。
「事務は自分で段取りを立てて、先々を考えて動く力が必要。それが苦手だから、逆に挑戦したい。苦手なまま逃げたくなかった」
高知でアビリティーセンターを選んだ理由——「一人じゃなくていい」という安心感
派遣での就活を決めた山下さんが、アビリティーセンターへの登録を選んだのには、いくつかの理由がありました。
まず決め手になったのは、信頼できる人たちからの推薦です。
「訓練校の先生が、他の派遣会社よりアビリティーセンターをすすめてくれたんです。卒業生からも評判を聞いているって」
さらに、以前「高知家の女性しごと応援室」に相談したとき、担当者の対応がとても丁寧だったことも、応援室を運営するアビリティーセンターへの安心感につながったといいます。
「質問しやすかったし、大きな不安はなかった。電話で直接話せたのもよかったです。心強かった、という感覚がずっとありました」
「LINEより電話のほうがやりやすかった」という山下さんらしい正直な一言も印象的でした。
「文面を考えるのが大変で、自分の気持ちが本当に伝わっているか不安で」
——その感覚、わかる方も多いのではないでしょうか。
就業から数ヶ月。49歳・高知の主婦が今感じていること
最終的に山下さんが選んだのは、高知県内の企業への派遣・営業事務の仕事です。
決め手は明確でした。
- ・引継ぎがある
- ・一般事務も学べそうな業務内容
- ・電車で通えるエリア
- ・「フォロー体制がある」と求人に明記されていた
「初心者でも入りやすいかなと思って。支え合える環境が、自分にはあっている気がしました」
就業後しばらく経った今、訓練校で学んだことが実務とリンクする場面が少しずつ増えてきたと言います。
「ああ、あのとき学んだことって、こういうことだったんだって思えるんです。まだ全然ですけど、少しずつできることが増えている感覚はあって」
就活中、忘れられない出来事があったと山下さんは話してくれました。
「仕事の悩みを少し話したら、子どもに『自分で勉強するしかないやろ』ってスパッと言われて(笑)。厳しいけど、そうだなって。そこから少し気持ちが変わった気がします」
「この年齢でも、頑張ったら新しいことを吸収できる。それが実感できたことが、一番大きかったかもしれません」
まとめ|高知で40代・50代から仕事を探すあなたへ
山下さんのストーリーを振り返ると、3つのことが見えてきます。
1. 「年齢・スキル不足」は、思っているほど絶対的な壁ではない。
実際に動き、学び直した山下さんは、「この年齢でも吸収できる」を体験で証明しています。
2. 派遣は「諦めの選択」ではなく「戦略的な入口」になる。
スキルを積みながら、自分に合う職場環境を見極め、将来の正社員転換も視野に入れられる。
それが派遣という働き方の現実です。
3. 「一人で頑張る」より「伴走してくれる人を見つける」ほうが、結果が出やすい。
山下さんが「心強かった」と話した背景には、相談できる担当者の存在がありました。
高知で仕事を探しているなら、まず話してみてください
「何から始めたらいいかわからない」
「40代・50代の派遣って、実際どうなんだろう」
「事務の経験はあるけど、ブランクが長くて自信がない」
「無理なく長く続けられる、自分に合った仕事に就きたい」
まずは話を聞いてみたいという方も大歓迎、相談だけでも構いません。
あなたの経験や価値観を丁寧に伺い、強みや可能性を一緒に整理します。
お気軽にご利用ください。
よくある質問(アビリティーセンター 高知オフィス)
今すぐ働きたいわけではないのですが、相談してもいいですか?
もちろん大丈夫です。
転職を決断する前の「情報収集」や「今後のキャリアの整理」からでもご相談いただけます。
無理に転職を勧めることはありません。
開始時期や働き方(時短/フルタイム)、家庭との両立などを伺いながら、今の状況に合った進め方を一緒に考えます。
派遣の仕組みがよくわかっていないのですが、説明だけ聞くことはできますか?
もちろん大丈夫です。
派遣という働き方の基本や、正社員・パートとの違いなども丁寧にご説明します。
高知の職場事情や働き方の傾向もお伝えしながら、「自分に合いそうかどうか」を一緒に考えていきます。
その場で登録や応募を決める必要はありません。
子どもの行事や時短勤務など条件が多いのですが、相談してもいいですか?
もちろんです。
ご家庭の事情や生活リズムは大切な条件です。
高知は車通勤が中心のため、通いやすさや勤務時間とのバランスも重要になります。
無理なく続けられる働き方を一緒に整理していきましょう。
「こんな条件でも大丈夫かな…」と思うことも、どうぞ遠慮なくお話しください。
登録したら、ここで仕事を決めないといけませんか?
いいえ、そのようなことはありません。
高知での仕事探しの選択肢のひとつとして、情報収集の場としてご利用いただいて大丈夫です。
「まだ迷っている」という段階でも問題ありません。
求職者の方が納得できるタイミングを大切にしています。
category / 四国の働き方図鑑















