四国の多様な働き方と採用について

看護専門職への新たな取り組み

看護師復職支援プログラムとは

看護師資格を持ちながら結婚、出産、育児等で看護現場から離れている方を対象に、医療機関と連携し、実際の現場で、医療・看護の現状の説明、機器操作・実習を行い、安心して復職できるよう支援するプログラムです。
そして、復職を支援することにより、看護師不足の緩和を目指します。

開催までの道のり

このプログラムを開催するためには、現場実習を受入れていただける医療機関が必要です。
まずは、協力していただける医療機関を探しました。ターゲットとして選んだのは『愛媛大学医学部附属病院』でした。理由は、大学病院は知名度が高く、最先端の医療設備が整っており、教育病院としての教育システムが充実しているということもあり、ここで開催できれば参加者の自信につながると考えたからです。
次に企画提案を行いました。地域貢献を理念としている愛媛大学医学部附属病院であれば必ず協力していただけると信じ、事業内容、主旨を説明し、何度も何度も企画書を提案しました。
初回訪問から3ヶ月経過した8月。私達の思いが通じ、正式に契約を交わすことができ、プログラムが始動しました。 参加希望者の募集は、登録者へのメール送信、愛媛新聞・日経新聞等の紙媒体、電子媒体、ポスティング紙などあらゆる方法を行い、最終8名の参加が決まりました。並行して愛大病院看護部では、テキストの作成が進められました。勤務時間後、時には出張から帰院後、またある時は休日も返上で作成してくださった結果、細部まで網羅された200ページにも及ぶテキストが完成。これには本当に頭が下がる思いでした。

看護師復職支援プログラム開催

12月13日、いよいよ実習スタート。復職に向けての大きな1歩が踏み出されました。
初日は、全員の顔に緊張感が漂う中、安全対策・感染防止の講義、外来見学、注射器・血圧機・血糖値測定器など実際の機器を使った実習を行いました。最初はブランクのせいか、機器の操作に戸惑うこともありましたので、参加者が感覚を取り戻せるように手順を確認しながら進められました。
開始から3日目。病棟での実習が始まり直接患者さんと接するようになると、メンバーの顔がパッと変わりました。中には17年のブランクがある方もいましたが、みるみる『看護師』に戻っていくのを感じました。
また、愛大病院看護部の皆さんは復職を希望する受講者に向けて、本当に手厚く手間をかけて指導にあたってくださいました。そこには医療に携わる仲間の復帰を心から歓迎する強く温かい想いがありました。看護師という職の絆を感じた瞬間でした。

復職支援プログラムを通じて

どんな仕事でも一度、現場を離れブランクのある方が復職するにはかなりの覚悟が必要です。
それが、生命とかかわる医療の現場となればなおさらです。本当は看護師に復帰したいという気持ちを持ちながら、なかなか行動に移せない人がきっと沢山います。
看護師不足が大きな社会問題となっている今、私達にはその問題を解消することまでは出来なくとも、復職を支援することで看護師不足緩和のお手伝いをすることはできると確信しています。
今後は、NPO法人を立ち上げ、医療・介護に関しての資格取得から就業支援までのサポートを四国全域に広げていきたいと思っています。

お客様の声

愛媛大学医学部附属病院[看護部長] 田渕典子

この度、愛媛大学医学部附属病院看護部とアビリティーセンターのコラボによる「看護師復職支援事業」を展開しました。
社会のニーズをいち早くキャッチし、潜在看護師への丁寧な発信を行う企業と、当院で作成した再教育プログラムに基づき教育・指導を行う病院(看護部)側の協働が、「もう一度、医療の現場で患者に関わりたい」という思いを引き出すのではないかと思います。
今回の受け入れに当たっては、アビリティーセンターの担当者と当院看護師の間で、詳細な打合せを重ねて実施しました。このプロセスを通して、当院看護師も多くの学びがあったように思います。今後も企業の持つ強みを活用させて頂き、私たちの専門的知識や技術を提供し、地域社会への貢献に努めて参ります。
アビリティーセンターとの協働が、互いを高め合う事業へと発展することを願っています。

ABILITY PARTNER’S PROFILE

愛媛大学医学部附属病院

所在地 〒791-0295 愛媛県東温市志津川
電話 089-964-5111(代表)

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