2007.02.19

原点に戻る  素敵なミドルエイジ

☆ 家族 ☆

先日の東京出張の折、
埼玉にいる母に会ってきました。
そう・・・あの『お地蔵様』のヤマセツ・母さんです。

半年振りの母は、また少しふっくらした感じで
益々穏かな印象になり、
『お地蔵様』ぶりが板についてきました。
今回も、日当たりの良いロビーに大勢の仲間と一緒に並び
チョコンと椅子に腰掛けていました。
やっぱりコックリコックリと船をこぎながら、
何故か今回は不思議なことに、足をバタバタさせていました。

その時、ふとロビーにあるTVを見ると・・・
誰も見ていないのですが
サッカーの試合をやっていました。

 「あ~そうかぁ~。なるほど・・・ウンウン」

おかぁさんは、居眠りしている振りをして
サッカーの試合に合わせて、
自分もボールを蹴っているんだぁ。
きっとそうに違いないんだぁ。
背番号84をつけて
清水エスパルスのオレンジ色のユニホームで
日本平のグランドを走り回っているんだぁ・・・。

アルツハイマー病の母は、
今では、何にも判らなくなってしまった老人として
認識されているけれど
もしかしたら、そんなことは全然なくて
本当は何もかも判っているんじゃないのかしら。。。。
と、ふと心の中で思いました。

母は埼玉の施設に移るまで、ずっとずっと長い間
サッカー王国・静岡の清水に暮らしていました。
家の近所に有名になったサッカー少年がいると
とても自慢して話す母でした。
だから、サッカー中継が流れると、
その音を聴いただけで足が動いてしまう・・・
きっとそうに違いないのです。

人はきっと最後は原点に戻り、心のままに
あるがままに身体が動き、
心が癒されるに違いありません。

キックする『お地蔵様』の母を見て、
少々ささくれ立っていたヤマセツの心は癒されました。
 
・・・ 何故、ささくれだってたの?なんて聞かないで下さいね。
   元気なヤマセツだって、心が揺れる時もあるのですから・・・

人は時々
 (心が傷ついた時、疲れた時、悲しい時、元気が出ない時)
自分の中にある原点に戻るべきなのですね。
自分の原風景を思い出せば
自分が何者であるかを確認できれば
心が落ち着き、癒され、優しい気持ちが返ってきます。

おかぁさん、短い時間の逢瀬だったけど
今回もやっぱり何も話してくれなかったけれど
それでも、たくさんのことを教えてくれてありがとう。

親不孝娘の節子は、心から感謝しています。

2007.02.19 PM10:37

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